先端医療デバイスへの″フォトエッチング″加工の挑戦

低侵襲治療への挑戦

「侵襲(しんしゅう)」とは医学では、外的要因によって生体内の恒常性を乱す
事象全般を指す用語として使われます。病気、怪我だけでなく治療においても
「侵襲」は使われます。治療に伴う発熱、痛みや出血、手術であれば体にメスを
入れること、薬であれば副作用など、体にとって“害”になるもの全てを指します。

そこで注目すべきは「低侵襲治療」です。「低侵襲治療」とは「侵襲度」を
出来る限り低くし、患者の負担を軽減する治療法です。低侵襲治療には最新医療
機器の使用が不可欠となります。低侵襲を実現するために、カテーテル、ステント、
マイクロ注射針、機器を微細化することが注目されています。
そこにUPTは電子部品、半導体関連で培った微細、高精度のフォトエッチング
技術の優位性で対応します。微細金属加工の技術が最新医療機器の根幹を
支えていると言っても過言ではありません。

先端医療デバイスの金属加工技術課題例

プレス加工品の課題

  • バリや歪が発生する
    バリがでることにより、人体への影響あり。
    皆無が望ましい。
  • 小さな材料への対応が難しい
    プレス加工は力を加えるので小さな材料への加工は難しい。

レーザー加工品の課題

  • ドロスが発生する
    熱加工によるドロスが残る。
    研磨処理が必要になる。
  • 変形が発生する
    熱による変形・反り・歪が発生してしまいます。

ご提案

先端医療デバイスには加工精度の高いフォトエッチングをご提案します。

ご提案メリット

  • 化学切削と呼ばれるフォトエッチング加工(腐食加工)は、バリ、ドロスの発生しない精度の高い加工断面を実現します。
  • 初期費用は版下代のみですので、複数の種類を試しながら最適な寸法だしが可能となります。また、短納期対応が可能なため、試作の作成に最適です。
  • UPTでは豊富な種類の材料を常に在庫しており、自由度の高い材料選択が可能です。

フォトエッチング加工による医療関連製品

ポイント1

フォトエッチングで精度の高い加工断面を実現します

フォトエッチング加工は極小・極薄・極細部品や特殊な形状の製品の製造に最適です。その他の加工法(レーザー、プレス、切削、電鋳など)に比べ、バリや歪みなどがなく高精度な仕上がりが期待できます。また、ミクロン単位の微細で複雑な加工が可能です。

ポイント2

初期費用は版下代のみ。試作製作もお気軽にお試し頂けます

フォトエッチング加工法は、金属を融解して製作する金属加工法です。プレス加工法など他の金属加工法と異なり、初期費用にかかるコストは版下代のみです。少額費用で短納期が可能なフォトエッチング加工法なら針先端形状等の試作/小ロット生産が容易にできます。

ポイント3

材料種類の豊富さ

当社では、材料種類、板厚を含め常時500種類を保有しているため、自由な材料選択が可能です。そのため、仕様目的により要求されるデバイスの加工精度や強度の確認を複数の種類で一度にお試し頂くことが可能です。必要な材料を必要なだけ、すぐにご用意できるので量産でも短納期でご対応いたします。

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