UPTでは光学式ロータリーエンコーダ用のエンコーダディスク(ホイール)の製造に対応しています。既存の方法では、分解能が不足している、納期やコストが合わない、といった課題を抱えている方はぜひ一度ご相談ください。
エンコーダディスク(ホイール)とは
エンコーダディスクは、回転の位置や速度を測定するためのセンサー部品で、主に産業機器やロボット、精密機器に使用されます。ディスクには目盛りやパターンが刻まれており、回転することで光学センサーや磁気センサーがその変化を検出し、信号を生成します。この信号を元に、機械の回転角度や速度を計算することができます。
光学式エンコーダの性能向上における技術的アプローチの一つが、分解能の向上です。エンコーダ内部のコードホイールのスリット数を増やすことで分解能を高めることができますが、同一面積内のスリット数が増えるとスリット幅が細くなるため、製造には高度な加工技術と高い精度が求められます。
製造事例:エンコーダディスク(ホイール)

製品のスペック
材料:SUS304
板厚:0.08mm
工法:エッチング
スリット幅:0.11mm
サイズ:φ50mm
光学式ロータリーエンコーダ用のディスクやスケールの設計・製造ならUPTへお任せください
UPTでは、エッチング加工技術を駆使し、高品質に管理された金属箔の反りや歪みを最小限に抑える高度な技術を実現しています。この技術によって製造されるスケールは、バリなどの異物が発生せず、板厚の±10%という高い寸法精度を誇る製品の製作を可能にしています。
仕様項目 | 内容 |
対象金属種類 | エッチング可能なすべての金属(タングステン系、金、銀を除く) |
対象金属板厚 | 任意の厚みで対応可能(0.004mm~) |
加工精度 | 板厚の±10%(Min公差±0.01mm) |
表面処理 | 黒処理をはじめ、さまざまな処理が対応可能 |