フォトエッチング技術の紹介

「どこよりも小さく・薄く・細く」
難削材、厚みのある材料、ユニークな形状など、さまざまな加工に対応

フォトエッチングは、薬液を使用して特定の部分のみ金属表面を腐食溶解させることにより、極細かつ複雑な金属部品を形成する加工方法です。フォトエッチングは微細な成形を可能とし、精度の高い加工が可能です。加工品は⾧期間の使用や過酷な洗浄条件下でもその形状と性能を維持するため、信頼性が高いとされています。UPTでは、フォトエッチングを活用した金属部品の製造を、試作から量産までワンストップで対応しています。短納期の製造にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

フォトエッチングとは（原理と特徴）

フォトエッチングとは、特定の薬液によって特定の部分のみ金属の表面を化学的に反応させ、腐食溶解させることで金属を精密に加工する技術です。この方法は、特に半導体や電子機器の分野における部品・治具の製造において重宝されています。極小の部品や極薄の板厚を持つ製品、さらには特殊で複雑な形状の製品の加工にも対応可能で、精密性が求められる場面で活用されています。

この技術の大きな利点の一つは、物理的な力を加えずに金属を加工できるため、材料の変形や損傷のリスクを最小限に抑えられることです。また、非常に細かいパターンや複雑なデザインが要求される電子部品の製造において、フォトレジスト（感光性材料）を使用して特定の部分だけを保護し、残りの部分をエッチングすることで、高精度な加工を実現します。さらに、フォトエッチングは金属の種類を選ばずに幅広い材料に対応可能なため、製造の柔軟性と効率性を高めることができます。

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UPTのフォトエッチング加工技術の特徴

どこよりも小さく・薄く・細く

小型・薄型化が求められるスマートフォンの精密部品においてトップシェアを誇る開発実績があります。難削材と呼ばれる材料や最薄0.004mm～最大2mmの厚みのある材料まで、ユニークな形状の加工に対応し、あらゆるデバイスにおける技術革新のパートナーとしてお役に立ちます。

高品質×低コスト×短納期の追求

UPTでは、お客様のご要望や市場の変化に対応するため、製品の性能向上やコスト削減を目指す新技術を日々研究しています。
また、国内工場で培った設備・品質管理体制を海外工場（タイ）にも導入し、国産品質での低コスト量産を実現しました。
さらに、500種類を超える豊富な材料在庫と試作専門チームによる迅速な対応で、短納期を実現しています。

安心の対応力（ワンストップ・ソリューション）

仕様設計から製作、メッキや機械加工などの追加工程が必要な場合でも、必要な技術サプライヤーの調整と管理を行い、生産の簡素化と合理化を実現し、生産効率を向上させます。
また、国内外に対応可能な一貫した量産体制を持ち、日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語など、複数言語での対応が可能です。
お客様の生産ニーズにワンストップ・ソリューションを提供します。

対応可能な材質

ステンレス

SUS301、SUS304、SUS430、SUS316、SUS631

ニッケル／ニッケル合金

Ni201、36Ni、42Ni、パーマロイ

鉄

SPCC

チタン

TR270C

マグネシウム

マグネシウム合金

アルミ

A1050、A1100、A5052、A6061、A6063

銅／銅合金

C1020、C1100、C1720、C2680、C2801、C5191、C5210、C7521、C7701

コバール

KV-2、KV-6

炭素鋼

SK5

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フォトエッチングの用途例

半導体テストソリューション

フォトエッチングにより、導電性や耐久性に優れた金属を高い寸法精度で加工することができます。そのため、半導体テスト機器のキーパーツであるプローブピンやテストソケットの製造に適しています。 UPTでは、ワンピース構造のプローブピン「Union Contact®」や、テストソケット「MMS」などを展開しています。

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サーマルソリューション

フォトエッチングは、非常に緻密な流路を正確に形成する能力に優れており、コールドプレートなどの微細流路が必要な部材の製造に適しています。この技術は、高い熱伝導性を有する薄板金属に複雑なパターンを高精度で加工できるため、冷却性能が重要なアプリケーションに役立ちます。UPTでは、コールドプレートやヒートシンクといったサーマルソリューションを展開しています。

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