UPTでは光学式リニアエンコーダ用のエンコーダスケールの製造に対応しています。既存の方法では、分解能が不足している、納期やコストが合わない、といった課題を抱えている方はぜひ一度ご相談ください。

エンコーダスケールとは

リニアエンコーダと組み合わせて使用されるスケール(基準線)で、エンコーダが動くための基準となる物理的なラインやフィルム、テープです。リニアエンコーダはこのスケール上の位置変化を読み取ります。

UPTが得意としているエッチング加工は、リニアエンコーダスケールの製造において重要な役割を果たします。この加工方法では、金属やガラス基板に微細なパターンを精密に刻印することができます。リニアエンコーダスケールは、位置検出システムにおいて、物体の移動を高精度で測定するために使用されます。エッチング技術を用いることで、非常に高い分解能を持つスケールを製造することが可能となり、特に半導体や精密機器の製造工程でご使用いただいております。

製造事例:リニアエンコーダスケール

製品のスペック

材料:SUS304
板厚:0.1mm
工法:エッチング
表面処理:黒メッキ
スリット幅:3mm/ 6mmピッチ
サイズ(幅 x 長さ):40mm x 370mm

光学式ロータリーエンコーダ用のディスクやスケールの設計・製造ならUPTへお任せください

UPTでは、エッチング加工技術を駆使し、高品質に管理された金属箔の反りや歪みを最小限に抑える高度な技術を実現しています。この技術によって製造されるスケールは、バリなどの異物が発生せず、板厚の±10%という高い寸法精度を誇る製品の製作を可能にしています。

仕様項目内容
対象金属種類エッチング可能なすべての金属(タングステン系、金、銀を除く)
対象金属板厚任意の厚みで対応可能(0.004mm~)
加工精度板厚の±10%(Min公差±0.01mm)
表面処理黒処理をはじめ、さまざまな処理が対応可能