フォトエッチング+拡散接合で創る『音』の通り道

フォトエッチング+拡散接合で創る『音』の通り道

音楽は、人々の心に深い感動を与えるエンターテインメントのひとつです。

ユナイテッド・プレシジョン・テクノロジーズの金属加工技術は、音楽業界において大きな役割を果たしています。弊社の技術は、原音に忠実で解像感が高い音質を再現する静電式ヘッドフォンに採用され、音楽愛好家の皆さまのこだわりに応えています。

また、音のひずみ、付帯音を低減する為にマグネシウムコーンを採用し、全低域の音質改善を実現します。 コーンでの調音作業でフォトエッチングが活用され、スピーカーやヘッドフォン、イヤフォンメーカー様の音へのこだわりにお応えしています。


ハイスペックヘッドフォンの金属加工技術的課題例

電極プレート(静電型)

  • 強度薄板化の両立が困難

スピーカーメッシュ/マイクポップガード

  • 一般的なプレス加工は初期費用が高額

スピーカーダイアフラム

  • 難削材であるマグネシウムの加工

フォトエッチング+拡散接合の金属加工技術をご提案

ご提案メリット

  • フォトエッチングにより音質耐振に配慮した、強くて薄い理想的なデザインの実現。
  • 優れたコストパフォーマンス
  • 加工難易度の高いマグネシウムのエッチング加工を実現。

静電型ヘッドフォンの音質や耐振に配慮した、強くて薄い理想的なデザインの実現

静電型ヘッドフォンを作製の際は電極の強度と薄板化が課題になりがちです。フォトエッチングで作製した薄板を拡散接合で重ねることにより、丈夫で薄い電極が完成します。板厚は0.004mm~。さらに、フォトエッチングは音質耐振に配慮した理想のデザインの作製に最適です。孔のデザインを丸形にするなど、異形デザイン、塗装、メッキ加工による加飾など意匠へのこだわりにも対応可能です。

金型不要で音質のチューニングに最適

フォトエッチングによる金属製マイクポップガード、スピーカーダイヤフラムの製作に必要な初期費用は版下代のみです。チューニングで最終形状までの細かな仕様作りが必要な際には最適な加工法です。バリ取りなどの2次工程が不要な点も大きなメリットです。

難加工材のマグネシウム合金のエッチングも可能

マグネシウム合金は実用金属の中で最も軽く比強度比剛性が銅、アルミニウムや鉄よりも高いです。また、振動吸収性にも優れているため、スピーカー等の音響製品に最適な金属材です。しかし、切削加工の安全性に配慮が必要なことから難加工材と言われています。フォトエッチングならマグネシウム合金の微細加工も可能です。(拡散接合は不可)

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