マグネシウム合金の将来性

軽い堅い低環境負荷。現在需要が高まっているマグネシウム合金。様々な業界で活躍できる、非常にポテンシャルの高い材料です。
様々な特徴やメリット、それに対しUPTの技術をご提案します。

現在お使いの材料に、こんなお悩みはありますか?

マグネシウム合金の特徴

最も軽い金属
マグネシウムの比重は1.7で実用金中で最も軽い材料です。アルミニウムが2.7、チタンが4.5、亜鉛が7.1、鉄が7.9です。

比強度、比剛性に優れている
マグネシウムの比強度(強度/比重)、比剛性(剛性/密度)は、アルミニウムや鉄、樹脂材料よりも高いです。

耐くぼみ特性が優れている
マグネシウムは物体が衝突したときに生じるくぼみが、アルミニウムや鉄に比べて小さいです。

高い振動吸収性を有する
マグネシウムは振動吸収性に優れています。合金組織により変化しますが、純度の高いマグネシウムほどその性能は高くなります。

温度や時間からの寸法変化が少ない
マグネシウムは150℃・100時間の加熱でも寸法の変化量が6×10−6と小さく、100℃以下ではほとんど変化しません。

環境負荷が少ない
塩水、熱水、薄い酸に溶解します。(海から生まれ、海に還ります)

熱伝導性が高い
アルミには劣りますが、プラスチックに勝る熱伝導性を持っています。

参考文献 一般社団法人日本マグネシウム協会 マグネシウムの基礎知識:特性 | 日本マグネシウム協会日本マグネシウム協会 (magnesium.or.jp) (2023年6月14日閲覧)

マグネシウム合金の弱点

①安全性
マグネシウムは燃焼性を持ちます。特に切粉や切りくずのように細かい状態だと簡単に燃え、火災の原因になります。

②耐蝕性
マグネシウムはイオン化傾向が高いため、腐食しやすい金属です。そのため、防錆を目的とした表面処理が必要となります。

③難加工
一般的なマグネシウム材は加工硬化率が高く、耐くぼみ性に優れているという特徴を持つ一方で、割れやすくプレスや鍛造といった加工は難しいです。

UPTなら・・・

安全性
エッチング液で溶かして加工するため安全です!

耐蝕性
UPTは材料調達から表面処理まで一気通貫で承りますのでお客様の業務負担が軽減されます!

難加工
UPTのネットワークで最適なマグネシウム材料選定のサポートをし、難加工の課題もクリア!お客様のご要望を実現します

UPTは『材料調達』、加工後の『表面処理』も一気通貫

ご相談・お見積り

些細なことでも構いません。
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弊社営業担当者がお客様に寄り添い課題を解決いたします。
お見積りは最短24時間以内にお返しします。

最適な素材選び

UPTは様々な材料メーカー様と取引があるため、マグネシウムの安全性に不安があるお客様には難燃性マグネシウム合金(AZX系/AMZ系)、機械加工性に懸念があるお客様には深絞り加工に対応したZA系マグネシウム合金(開発中)をご提案いたします。

加工

難削材とされているマグネシウム合金の加工を安全に、ミクロン単位の複雑で微細な加工も高精度に仕上げることができます。

表面処理

反射防止(黒処理)、高耐蝕、低抵抗(低ノイズ化)、光輝処理等の様々な表面処理を施工可能です。

フォトエッチングで加工したマグネシウム合金